FACTORY900(ファクトリー900)「FA-404」と度付きレンズの厚みについて

おはようございます、店長です。

昨日は台風の影響もあり、激しい雨に見舞われました。
非常事態宣言が解除されたとはいえ、この雨では・・・・その代わり鼻盛りや磨きなど裏での作業が捗ったので良しとします。

さて、今日のスタッフブログはこちらです。


「FA-404」

過去のブログで、実際にお客様からご注文をいただいた「fa-2031」とレンズの厚みについてご紹介したことがありますが、今回は「FA-404」にお客様からご注文をいただいた度付きレンズの仕上がりをご覧いただこうと思います。
そもそもFACTORY900は、フローティングスタイルと呼ばれるナイロール構造のデザインが比較的多く、度数のお強い皆さんはレンズの厚みも含め、最終的な仕上がりに不安をお持ちの皆さんも多いかと思います。お選びいただくレンズや度数、フレームのサイズによってもその仕上がりは全く異なりますが、参考にしていただければ幸いです。

「FA-404」¥41,800(税込) 2021発表


サイズ56mm 鼻幅17mm レンズカーブ5カーブ テンプル長125mm

今年5月に発売開始となった「FA-404」ですが、兄弟型の「FA-402」も含め、直営店ではお客様にお選びいただく機会も多く、2つのモデルのベースとなった「FA-204」「FA-202A」よりもその割合が徐々に移行している傾向にあります。まさにこれから先の未来を作り出す定番モデルとして、受け入れられているようです。
「FA-402」は「FA-204」と同じくレンズカーブも5カーブに設定しており、今回お客様にお選びいただいたレンズもカーブの指摘が可能な、内面非球面設計です。


度数は-5.50、PD70mm、屈折率1.67素材の薄型レンズです。
こちらはすでにレンズを削った状態になりますが、厚みは最大で4.5mmといったところでしょうか(写真が見にくくてスミマセン)実際にフレームに組み合わせてみると、このようになります。


レンズの厚みが4.5mmというと、もともと入っているデモレンズの約2枚分となりますが、カーブ指定をすることで智元にレンズのコバが隠れ、厚みが見えにくくなっています。一般的な外面非球面設計は、レンズの形状がフラットになり、レンズの厚みそのものは内面非球面よりも薄くなりますが、レンズが前にせり出ることで、フレームとレンズの一体感が損なわれ、フレームをお選びいただいた際のフォルムとは異なるものになります。



もちろん、今までご使用になっていたレンズ設計やフレームの大きさ、使用年数など、これらの条件によっては必ずしも内面非球面設計のカーブ指定が良いとも言い切れません。また、レンズの厚みは、フレームのサイズはもちろん、お客様のPD(瞳孔間距離)によっても変化します。ご来店の際は、是非フレーム選びの段階からスタッフまでお気軽にご相談ください。


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