FA-320
こんにちは。
秋の新型、まずは今期の僕のモデルから紹介をいたします。
FA-320 col.001
「こんなの作りたいです。」
と、青山さんに初期のスケッチを見せたのが始まり。(ちょうどこの頃のスケッチ)
プロトは作らず、スケッチを見せながらあれこれ説明をして青山さんから一言。
「それ、やりなよ」
ここからが長かったなー。。
いろいろと詰めていく上でやっぱり一つプロトが必要だと感じたので、FA-068の切削後のフロントをガリガリと削ってなんとなくのイメージを形にしました。
あくまでイメージでこれを見ながらスケッチをしていくつもりだったのですが、前にも書いたかもしれませんがこのプロトを青山さんに見つかってしまい、「相当かっこいい」と言われてしまいました。
スタイルはほぼ決まったので、あとは玉型。
「しくじるな」
こう強く言われていたのでこれまでで一番書きました。
その時のスケッチやらのほんの一部。
そんなところも含め、また実際に見てもらいたいなと思っています。
スタイルのポイントは、ブローラインとリムとの空間。
col.701
そもそもは、ブローのフレームに輪っか(リム)がくっついているようなものが作りたくてこのデザインを始めました。
2ピースで個々に作り…なんてことも考えたのですが、これを1枚のアセテートから作れるのが会社の技術力。
・ブローラインとうまくつじつまを合わせていく。
・強度的に問題ないところギリギリまで攻めていく。
こんな無理な注文に設計の社長はちゃんと答えてくれました。やっぱり凄いです。
ブリッジも上面図通りに。
撮影したこのサンプル、実は僕の私物で左右ともS-6.00以上のレンズ(非球面)が入っています。サイドがやや厚めのフルリムなので、レンズの厚みは問題なくカバーできますよ。
カラーは全6色!
上からcol.001 336 345 425 701 861
完成後の写真とスケッチのコラージュをブログやFacebookに載せたことで、実物を楽しみに展示会へ来てくれた方がたくさんいて本当に嬉しかったです。
出荷時期は来年の一発目(予定)になると思いますが、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
僕は毎日かけてます笑。
さて、量産が忙しくなってくる11月のスタートですが、平行して次期モデルに向け動き出します。
もっと胸の高鳴るようなものを作りたい。
では。
tamura