新型紹介 FA-068
こんにちは。今週は晴天でスタートしました。一週間頑張ります!
さて、IOFT後のブログで宣言した通り、新型の紹介を詳しくしていこうと思います。
まずは私tamuraが初めてデザインしました FA-068 についてご紹介いたします!!
※9月21日のブログ、FA-068も合わせて読んで頂けると幸いです。
68番の最大の見せ場は『逆アール』の面造形です。
上面から見るとレンズ面と内側のカーブとに大きく差をつけ、二重カーブに見えるよう作りました。その二重になったカーブを繋ぐ面を、えぐったような『逆アール』の面で繋ぐことによって、全く新しい面造形を作り出しました。
二重カーブ
逆アールの面で繋ぐことによってより多くの面積をとることができ、コンセプトである“ごつさ”をより強調してあります。“ごつさ”の強調により全体の体積・重量が増加しがちですが、逆アールはえぐった造形なので面積は増すのですが、全体の重さは減っています。
更に、フロント全体にラインが走り、エッジ感・シャープ感も増したことにより、ただのぼってりとした“ごついメガネ”ではなくなっています。
逆アールの面で繋いであります。
キレのある“ごつい”メガネとして、FA-068が完成しました。
カラー展開は次の4色です。
・col.001 BK
・col.425 GR
・col.169 BR
・col.539 KH
今回は「(色での)見た目の綺麗さ・遊び」などは排除し、見て欲しいところはあくまでスタイルなので、定番カラーの中からより“ごつく”、“男らしく”見えるカラーを選びました。
不透明のcol.001 ブラックや539 カーキはマット仕上げにするとカッコいい…!?
そしてもうひとつこだわったのが…レンズの設計。
レンズは4カーブ対応です。レンズ面を可能な限り真っ直ぐにしたかったというのもあるんですが、ここに入る前はメガネ販売員を経験し、メガネ好きな方の中には僕のように、更には僕よりも強度近視の方がたくさんいました。
例えばFA-160番台(6カーブ)を度付きにしようとした時、強度の方はカーブレンズの制作範囲や見え方、価格、etc・・・多くの苦労があると思います。
そんな方々の「メガネはメガネとしてかけたい」、という最低限の思いをカタチにする為に、僕は4カーブにこだわりました。
最近は毎日のように通勤用としてかけています。自分のデザインしたFACTORY900をかける喜びと、これが全国のユーザーさんにどう思われるかの不安と…いろんな感情が自分の中にあるのですが、まずはたくさんの人に手に取って隅々まで見てもらいたいです。
出荷はもう少し先ですが、楽しみにして頂けると嬉しいです。
では、現場へ戻ります。
tamura