量産の現状

こんにちは!セミにビクビクする毎日ですが、今日ははりきって書きます。青山さんにお題をふられたので…!





900の新型や新色といったものが出来上がった際には、このブログで“出荷情報!”というタイトルで更新し出荷しているのですが、もちろん“出荷”というものはこの日だけに限りません。ショップ様から注文があり、在庫があるものはその都度出荷しています。そして在庫の無いものに関しては、おおよその日にちをお伝えしています。一週間程で仕上がりそうな場合もあれば、半年以上お待ち頂く場合もあります。





「そんなに(日にちが)かかるんですか!?」こんなこと言われるのも珍しくありません。





この「半年以上」お待たせしてしまう現状というのは、ここに入り、900というものを自ら量産していく上で深く納得できました。そんな話を少し…









僕がまだユーザーであった頃、FA-240が発売されました。確か2010年の12月16日だったと思います。もちろん発売後すぐに買おうと決めていたので(col.001 BKを!)、毎日かかさずオフィシャルサイトや行きつけのショップさんのブログをチェックしていました。

しかし、12月のクリスマスに近い時期というのもあり仕事が毎日大忙し…ブログのチェックを怠り、発売日に出遅れるという惨事。。。すぐに(休憩中に)ショップさんに電話するも、col.001は工場の在庫含め完売・・・次回入荷予定は3ヶ月後の2月頃と。。。





1週間も経っていないのに「なぜだ!?涙」と天を仰いだ記憶があります。





そして今。そう嘆いていた自分にこの現状を見せてやりたいです。





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量産をかける時は、何十、何百枚と動かします。ただそれらぴったり全てがお客様の元へ届く「完成品」となるわけではありません。途中で不良が見つかり、半分以下になってしまったことも、もう何回も見てきました。この場合の「不良率」というのは、恐ろしい数字です。

組み上がり、合口も合わせ、磨きをかけている途中でなんらかの不良が見つかった場合は、不良箇所に赤テープが貼られ写真のような箱に入れられます。(これを会社内では“田中BOX”と呼ばれていますw)





あと一歩で完成品…というものでも、基準値に満たないものは一切出荷できませんし、しません。



青山眼鏡の“品質”というものは、一切の妥協を許さないのです。





前に青山さんから、「精度を追えない人間が一人でも居ると、すぐにこの会社はダメになる」と強く聞かされました。日々精度を追い、常に“良いもの”を作る為、今日も20人弱の全社員で頑張っています。他のブランドより少し時間を頂く場合もありますが、それも『FACTORY900』と思って頂けたら嬉しいです。





全てはお客様に喜んで、笑顔になってもらえることを信じて。







では、現場へ戻ります。







tamura



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