Tシャツデザインコンテスト 結果発表


こんにちは。


初の試みとなりましたFACTORY900 Tシャツデザインコンテスト2016ですが、全36作品で一次審査を行い、一次審査通過作品10点を対象としました最終審査が終わりました。

本日、結果発表をさせていただきます。

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「結果発表」







【グランプリ】
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エントリーNo,5
作品テーマ:「FACTORY900は骨格の一部である。」


【優秀賞】
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エントリーNo,7
作品テーマ:Virtual Future Factory900.
コメント:Factory900を2012年に初めて購入しそれ以来貴社のDesignが大好きでかれこれ4本持っています!


【青山賞】
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エントリーNo,4
作品テーマ:「Circuit of glasses」(眼鏡回路)
コメント:デザインを考える思考回路をFACTORY900に因んで、回路図で表しました。
私自身初めてメガネを見たときの直感と、FACTORY900さんのメガネを製作する際のユニークな発想をイメージして自由な回路を描きました。
後は、なんじゃこりゃ!?かっこいい!!っと、直感で感じてくれる様仕上げました!


以上の3点が今回の受賞作品となります。おめでとうございます!







「最終審査について」







今回、“より透明性のある最終審査”にしたいと思い、青山・田村・長谷川・松本で話し合った内容を下記に議事録としてまとめたものを公開いたします。一次審査・最終審査の方法、今回の反省点等を総まとめしたものとなりますので、こちらもご覧いただけましたら幸いです。









一次審査結果報告と二次審査の方法



・応募点数:36点

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・一次審査通過作品10点と投票数(作品番号は上記参照)


1,5
7,8
9,10
11,12
15,17

・一次審査はFacebook上のいいね!の数、TOKYO BASEでの投票数に、青山眼鏡社員の票を足した総得票数で審査(複数投票可)。
・総得票数の多い上位10作品を選出。
・最終審査は、一次審査の得票数は選考基準には含めず、青山、田村、長谷川、松本の4名による協議にてグランプリおよび優秀賞を決定いたします。
・青山賞は、青山本人が最も着たいと思うものを、36点すべての作品の中から1点選出いたします。
・一次審査では「込められた想いはデザインがすべて語ってくれる」という考えのもと、デザインのみで審査をさせて頂きましたが、最終審査では送っていただいたコンセプトも考慮しつつ、審査をいたします。










②二次審査対象各作品への総評




・No.1
青山(以下、青)「全体的にかわいいよね」
松本(以下、松)「コンセプトも含めて、特に女性が好きそうなデザインだと思います」

・No.5
青「なるほどというコンセプト。それも含め、全体のセンスが良い」
田村(以下、田)「自分の中にはなかったイメージで、骨盤をフロント半分にして表現しているところとか、パッと見の面白さがありますよね」

・No.7
田「他の人が余白を生かしたデザインをしていく中で、A3のサイズをフルに使って、やりたい事をめいっぱい詰め込んだデザインだと思います。バンドTシャツ的なノリで、すごく勢いを感じますね。」
長谷川(以下、長)「二次審査対象の10点の中で、一番“FUTURE感”があるように思います」

・No.8
田「過去いろいろなグラフィックを作ってきて、色んなパロディーをやってきた。その中で、僕にはない発想だったからすごく面白い」
松「見た瞬間に目を惹くデザインで、コンセプトにも愛が詰まってる」

・No.9
長「マスクをメインに、テンプルを髭にしたり、それが顔になっていたり、王道だけど綺麗にまとまってる。ビジュアル的にわかりやすいね」
松「掛けているご自身の顔を表現してたんですね。面白い!」

・No.10
松「絵が上手だし組み合わせが面白い」
青「なんでハンバーガーなんだろう?好きなものを自由に挟めるものだからかな。だとしたら、“自由”っていうテーマにも沿ってて良いね」

・No.11
田「完成度がハンパないですね」
青「手描きだと思うんだけど、手描きに見えないくらい綺麗過ぎる。見事!」

・No.12
青「手描き感がすごく良いよね。900にしてはちょっと可愛過ぎちゃうけど(笑)」
長「『ファ』はよく使われるけど、その中に色々描き込まれているのは、新しいし面白いですね」

・No.15
田「デザイナー側に女性がいないから、口紅で文字を書くっていう発想はなかったですね。シンプルな胸元だけのデザインも良いです」
青「口紅で文字を書かれるのは、ちょっと憧れるよね」

・No.17
長「女性らしいポップな色使いがカラフルで良いですね。他の作品も含め、女性からも応募があったのは、ブランドとしてすごく嬉しいこと」
青「デザインの中にメッセージが組み込まれていたのも良かったね」



③グランプリおよび優秀賞



【グランプリ審査基準】

長「今までのイベント含めて“面白さ”や“楽しさ”がキーワードになってきた。グランプリや優秀賞を考える上で、今までもシンプルなものが多かったし、シンプルかつFACTORY900らしさを表現出来ているもの、わかりやすいものがいいと思う」

田「外部の方からデザインを募集する上で期待していたのは、“自分たちにはない発想”“想像を超えたもの”という、新しいもの」

青「FACTORY900のオフィシャルにふさわしいものと考えていくと、何かをイメージさせるようなものじゃなく、唯一のものかな。それから、大事にしてきたのは“楽しさ”だけど、それだけじゃなくて“FUTURE/新しさ”の感じられるものがいいね」

◎「FACTORY900らしさ」「自分たちにはない発想」「新しさ」「楽しさ」を持ち、それを最も表現出来ている作品をグランプリといたします。


【グランプリ】
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エントリー No,5
・選考理由
長「パッと見た瞬間、やっぱり目を惹く。肋骨や背骨をそれぞれの品番のテンプルにしているのも、すごく考えられてる」

田「この方は超アナログなデータで応募してくれました。手描きで描いたものを切って、黒の画用紙の上に並べたデータでしたね。ちょっと困っちゃいましたけど笑、その熱にやられました。」

青「自分が手描き好きなのもあって、切り絵で作ってある手作り感に魅かれるね。僕の考える“新しさ”っていうのは、“挑戦すること”でもある。方法としては新しくないんだけど、みんながデジタルでやっている中アナログでっていうところに、“挑戦する”新しさを感じる」

松「募集要項を見て諦めていた人が多かったと思うのですが、手描きでも出してくれたっていうところにFACTORY900への愛を感じるし、その逆転の発想もある意味新しいですよね」

田「データに触れないから諦めるのではなく、本当にやりたいからやるっていうところも、FACTORY900らしさに繋がりますね」


【優秀賞】
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エントリーNo,7
・選考理由
青「良い意味でメガネらしさがなく、グラフィックになってるところが新しいね」

田「80番台とかRingまで全部詰め込んでいるところも、自由な発想ですごく良い」

松「今回の応募作品の中でも、軍を抜く勢いと新しさを感じます」

長「自分たちが見るとちょっと違和感があるけど、それってこの場にいる4人ではやらないこと=“新しい発想”だからですよね」


【青山賞】
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エントリーNo,4
・選考理由
青「青山賞は36点すべてを対象にして選びたい。でも、どれも力作ぞろいで本当に迷うよね。どの作品からもFACTORY900への愛を感じる」
「最初に見た時から、回路図がめちゃくちゃおしゃれだと思っていた。なんで上位10点に選ばれなかったのか不思議なくらい。コンセプトにあった、“メガネを生産する際のユニークな発想をイメージして、自由な回路を描いた”っていう、思考回路をデザインするという考え方もすごく斬新」 



④Tシャツデザインコンテスト2016 まとめ




青「反省点はいっぱいあるね。例えば、二次審査は一次審査の得票数が関係ないこととか、一次審査を通過する作品数とかを、もっとわかりやすく告知するべきだった」
田「それから、今回はFacebookを一次審査に使いましたけど、それについてフェアじゃないとご意見やお叱りを多数頂いてしまいました」
松「ちなみに、一次審査をFacebookでやると決めたのは何故ですか?」
青「全国の人が参加出来ることと、広く大勢の人に働きかけることが出来るからだね。だけど、Facebookをやっていない人に対する配慮が足りなかった。Facebookをうまく使える人とそうでない人の差が出てしまった」

長「もともと、Tシャツデザインコンテストを通じてもっと多くの人に、FACTORY900というブランドを知ってもらいたいと考えて始めたものだから、そういう意味では目的を達成出来た。でも、複数アカウントの作成や組織票など、投票の仕方についてもっと考慮しないといけなかったですね」
田「Facebookの良いところは、1つの作品に対して同じアカウントからは1つのいいね!しか出来ないことと、いいね!した人の名前がわかること。その作品を推薦する責任や重みがあるから、Facebookを使う事は良かったと思います。だけど、複数アカウントを作るとか、常識の範囲を超えているところまで考えが至らなかった。アカウントやシェアの方法などしっかりルール作りをするべきでした」

青「責められるべきは、ルール化が出来なかったこちら側。次は公平な場にするためにも、不公平をなくすためのルール作りをしっかりやらないとね」
松「きっとインターネットを使うどのツールで投票を行っても、同じような意見が出てくると思います。Facebookを使ったことが原因なのではなく、最初に決めなければならないこと、明確にしなければならないことを、こちら側がユーザーさんへ伝えきれていなかったことが、大きな反省点。この反省を元に、審査基準や使用するツールを選んだ理由、禁止事項などを明確にして、出来る限りフェアな状態で次回に繋げたいですね」

青「でも、一回目ってこういうことだよね。色んなお叱りも頂いたけど、だからこそ楽しい。FACTORY900は今までやったことのないことにチャレンジしていくブランドだから、この経験を糧にしてどんどん前に進んでいきたいね。個人的には大成功だったという感情が強いから、出来ればこれからもこういったコンテストを続けていきたい」
田「第一回目で36点も作品が集まるとは思っていなかった。次回はもっと集まって、より大きなコンテストになったら面白いですね!」



「最後に」



今回のTシャツデザインコンテスト2016は、多くの反省点がありました。また、一次審査についてのご意見やお叱りを多数頂く結果となりましたことを、心よりお詫び申し上げます。こちら側の配慮が足りず大変申し訳ございませんでした。

次回開催時には、審査基準や禁止事項などを明確にしたルール作りと、出来る限り公平な審査が行えるよう、より一層配慮してまいります。







FACTORY900 一同